2011年2月3日木曜日

家電量販店におけるPC購入の注意

ヤマダ電器で新しく購入したパソコンを設置する作業をしてきました。
今回のお客さまはご自宅にインターネット回線を引くのも初めてということもあり作業内容は、PC設置、初期設定、VDSL設置、無線ルータ設置、無線プリンターの設置という内容でした。

作業の途中設定資料の中からIP電話に関する資料が2つあるのに気づきました。

・NTTひかり電話番号 03-XXXX-XXXX
・ヤフーBBのIP電話番号 050-XXXX-XXXX

固定電話も設置されてない感じのワンルームアパートになぜ2つも番号が??

依頼人にそのあたりを聞いてみると、PCを購入する際に「インターネットを同時加入して4万円割引」を利用したとのこと。しかし、それにしてもIP電話番号を二つも契約するのは尋常じゃない。

そこで契約書から今回のインターネット同時加入のサービス内容を整理してみた。

・NTT Bフレッツ マンションタイプ
・NTT ひかり電話
・NTT ひかり電話対応VDSLレンタル料金
・YahooBB プロバイダー利用料金
・YahooBB IP電話機能 つき 無線LANルータレンタル料金
・YahooBB オプション契約
合計すると、毎月の支払いはざっと7500円以上でした。

お客さまと話した結果、本当に必要だったものは以下の通り、

・NTT Bフレッツ マンションタイプ
・NTT ひかり電話
・NTT ひかり電話対応VDSLレンタル料金 → 有線モデムのレンタル
・YahooBB プロバイダー利用料金
・YahooBB IP電話機能 つき 無線LANルータレンタル料金 → 有線ルータのレンタル
・YahooBB オプション契約
こうするとさきほどの(前)7500円 → (後)4600円と約3000円もコスト削減できた。


早速、ヤマダ電機の販売担当者に連絡して経緯を確認してみた。すると、、、
今回お客さまが採られた契約はヤフー BB withフレッツというものでした。
このサービスに契約すると自動的に(無料の)ヤフーBBのIP電話番号がひとつ付与されるとのこと。
それにしてもなぜ「ひかり電話」まであるのかを聞くと、
「キャンペーン内容で、ご契約者様から同意をいただけていた」というコメント。
ヤマダ電器も営利団体なので利益をあげにゃならんことは十分理解するが、この場合は正直やり過ぎだと思う。

結局調査の結果、途中解約できるサービスは、NTTのひかり電話とVDSL返品とYahooのIP電話ルータ返品だった。

今回のお客さまは、たまたま弊社を利用いただくことにより料金の見直しができたが、契約者がご年配の方だったり知識のない女性の場合は、意味のないサービスにお金を捨てつづけているケースがあるんじゃないかと心配です。

見直し判断基準は、アパート・マンションなどの集合住宅タイプで毎月7000円以上支払っている方だと思います。該当すると思われた方はぜひもう一度目契約書に目を通してみてください。